弊社ではない別の会社様が、白河市のT社様に無線APを複数台設置したところ、うまくつながらず原因が分からないので力を貸してほしいとのことです。
ほとんど状況が分からない状態で訪問してみると、YAMAHAのルーター1台とNTTの光ルーターが1台ずつ置いてありました。なぜルーターが2台あるのかT社様に伺っても、以前在籍していた社員の方が設定していたのでわからないとの返事。ルーターの管理パスワードもわからないとの事です。この時点で長丁場になりそうな雰囲気…。何がどの役割を担っているかわからないので、とりあえず配線から確かめます。
光ファイバが接続されたONUからビジネスフォンの主装置に入り、2分岐してそれぞれのルーターに接続されていました。よくよく調べて見ると、どうやらYAMAHAルーター側は社内業務用のネットワークで、NTTルーター側は自由に使用して良い従業員向けのネットワークのようです。今回問題になっている無線APはNTTルーター側に接続されていました。実際に無線APに接続してみると、確かに接続ができません。そこでNTTルーターに有線で接続してみましたが、やはりインターネットにつながりません。確認してみるとPC側にIPアドレスが割り振られていないようです。どうやらDHCPがうまく動いてなさそうです。
PC側に固定のIPアドレスを割り振りルーターの管理画面にアクセスしますが、適当なパスワードを打ってみてもログインできません。仕方がないのでNTTルーターを初期化しました。その後、ルーターの管理画面にログインし、DHCPサーバーの設定に問題がないことを確認し、PC側のIPアドレスを自動取得に設定してみます。ダメです…IPアドレスがもらえません。
初期化しても問題が解決しなかったことからNTTルーターの故障と判断し、ルーターを交換する事になりました。接続する人数(台数)が多いので、とりあえずBUFFALOの個人向けWi-Fiルーターでしのぐとして、後ほどYAMAHAのRTX830を納品しました。
文章で書くと短いですが、ここまで2日半ぐらいかかっています…。その後特に連絡はないので、ちゃんと動いているんでしょう。
T社様ありがとうございました。