矢吹町のA社様からのご依頼です。工場等で使用している機械制御用PCの「FMV-C5200」が起動しないとの事です。古い機種ですので電源ユニットでしょうねぇ。
工場で機械の制御等に使用しているパソコンは、新しいパソコンにすぐに交換するわけにはいかない事が多いです。パソコンを交換すると機械そのものを交換しなくてはならず、ものすごい費用がかかってしまうんですね。だからこうして古い機種を直して使っているパターンが多いようです。
正常な電源ユニットに接続して起動すると問題なく起動しました。
電源ユニットの故障が原因のようです。電源ユニットの型番は「CP228780-02」。
新品は既に流通しておらず、中古品でさえ見つけるのに苦労しましたが、今回はなんとかみつかり交換することができました。電源ユニットそのものを修理することも想定してたのですが良かったです。
もう1つ、パソコンの中を空けてすぐ気付いたのがこれです。わかりますかね?ヒートシンクが傾いているんです。
見やすくするとこんな感じ。GPUのヒートシンクは、マザーボード上に固定された輪っかに引っかける形で上から押さえつけているのですが、輪っか自体が基板から外れておりヒートシンクが外れています。どうりでパソコンを持ち上げたときに、中からカラカラ音がするわけです(外れた部品の音)。ヒートシンクがこの状態でも一応起動はしますが、負荷がかかった時にまずいですので修理しておきます。
マザーボードを一部修復してヒートシンクをちゃんと固定しました。
A社様、ご依頼ありがとうございました!